以下の記事は2015年5月8日に書いたものです。
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妊婦健診レポートも終盤に差し掛かってきました。妊娠35週目以降健診が週一回になったので、毎週毎週「えっ、もう!?」って感じで、時の経つ早さと近づく予定日にそわそわドキドキわくわく・・・と複数の擬態語が入り混じった心境の今日このごろ。
これまで毎回一緒に病院に足を運んでサポートしてくれたジョータには本当に感謝です。彼も健診を通じて父親としての自覚が芽生えてきている様子だし、わたしたちの家族としての絆も深まっているので、どんなに簡単な健診でも付き添ってもらってよかったと思っています。
今回は妊婦健診9・10・11回目のレポート。
9回目の妊婦健診は、4月22日、妊娠35週目にありました。この日もいつも通り、まずは看護師による体重・血圧・尿の検査。いずれもパーフェクトとのこと。その後、医師による子宮底長測定と胎児の心音確認。子宮底長は34センチ、チビの心音は一分間に130程度とのことで至って順調。この日はこれだけではなく、最後にB群溶血性レンサ球菌(Group B Streptococcus. GBS)の検査を抜き打ちでしました(医師を待っている間に、看護師から「下を全部脱いで腰にこれを巻いて待っていてね」とペラッペラの紙を渡されていたので、もう子宮口の検査でもするのかしら?とか思っていたら違った)。これはアメリカでは妊娠後期に妊婦全員が受ける検査。
このGBS、わたしたちの身体の中にいる常在菌らしく、健康な大人にとっては屁でもない存在なのですが、新生児にとっては非常に危険な存在になりうるとのこと。経膣分娩の際に新生児GBS感染症に罹ると、肺炎・敗血症・髄膜炎などを発症し、後遺症が残ったり最悪死に至るという恐ろしいもの。実際は母体がGBS陽性でも、新生児GBS感染症が発症するのは1%程度らしいのですが、念には念で、事前に母体の検査をして、陽性の場合はお産の際に母体に抗生物質を点滴するとのことです。
検査は、綿棒で膣口と肛門付近を軽くこするだけの簡単なもの。1秒位で終わりました。結果は1週間後の次回の健診時に伝えると言われ、この日の健診は終了。
健診とは直接関係ありませんが、この日、既に決定していた小児科医(pediatrician)を変更することにしました。理由は、彼の勤務するクリニックが若干遠く、生後頻繁に通うことを考えると、もっと近場のクリニックに勤務する人の方が良いと思ったから。せっかく日系の先生に決まっていたから少し残念な気もしましたが、まぁ今まで病院関係は英語環境でずっとやってきたから日本語通じなくてもいいか〜って感じで、地理的利便性を優先させました。
10回目の妊婦健診は、一週間後の4月29日、妊娠36週目にありました。この日もいつものルーティン(体重、血圧、尿検査)をこなし、いつも通りパーフェクト。子宮底長も35センチに伸び、チビの心拍も安定の130。気になっていた(いつも検査の後は結果が出るまでドキドキする)GBSの結果も陰性とのことで安心しました。先生から「今までいっぱい検査とかあったけど、これでもう終わり。後は元気に産むだけね〜」と言われ、達成感を感じて嬉しくなると同時に、全ての検査で何一つ問題が無くここまでこれたことって本当に有り難いことなんだな〜としみじみ感じました。
11回目の妊婦健診は、一昨日の5月6日、妊娠37週目にありました。この日は目覚ましが鳴らず(自分たちがセットし忘れただけだが。。。)予約に少し遅刻してしまうという波乱の幕開け。この後更なる波乱の展開がわたしたちを待ち受けているとは。。。
まず、朝自分でとった尿をバタバタの中で家に忘れ、病院でもう一度とることに。しかもこの尿から若干の蛋白が出てガッカリ。先生からは血圧も低いし、蛋白の量もごく僅かなので全く問題ないと言われましたが、今までパーフェクトだったのに〜と悔しさを感じました。
追い打ちをかけるべく、子宮底長が前回の35センチから33センチに縮むという事態が発生。ここにきてまたウルトラサウンドをすることになりました。
なお、アメリカでは通常2〜3回しかウルトラサウンド(日本で言うエコーのこと)をしないと以前書きましたが、何かあれば医師の判断ですぐにやってもらえるので、日本と比べて超音波が少なくて不安になるとか、診察が杜撰だとか、そういう印象は一切ありません。むしろ、アメリカでは要所要所(最初の心拍確認、NT、中期スクリーニング等)で専門家にしっかりと見てもらえるので、普通の医師がただ習慣的に毎回超音波をするようなケースよりも個人的には安心できるような気がします。
さて、チビの無事は胎動でわかっているけど、縮むって事は成長していないとか、羊水が少なくなっているとか・・・と悪いことが頭に浮かびまた不安になるわたし。お腹にジェルを塗り、機械を当てるとチビの頭がデカデカと映しだされました。真ん丸な頭。先生が、頭、お腹、大腿骨とサイズを順に測りながら、「形の良い頭ね〜」「心臓も4つにちゃんと分かれて元気に鼓動している」などなどコメントをしてわたしの不安を少しずつ拭い取ってくれます。そんな中、大腿骨を測定しながら「Oh, boy parts」と。。。わたしもジョータも「???????!!!!!!!」先生言っちゃったよ〜。うちらサプライズにしたいって伝えてあったのに〜。そう、It's a boyでした。
今時サプライズにしたいというカップルも少ないので、先生は知っているものと誤解して口が滑ったみたいですが、このカップルは性別を知りたくありませんってカルテにでもメモっておいてくれよ〜。男家系に育ち、我が子に女の子を希望していたジョータは若干ガッカリ気味でしたが、少しずつ現実を受け止め、父と息子も悪くないよなと最近は呟いています。こういうわけで、我が家に男が一人増えます。それにしても、予定日3週間切ったところでわかるなんて。。。チビよ、隠しておいてくれよ。どうせわかるなら赤ちゃん用品揃えてる頃にわかればよかったよ・・・。とりあえず、性別がわかっちゃったということはみんなにはまだ内緒(ブログでは書いたけど、アメリカの親族には生まれた時のサプライズにしておく)。
で、ウルトラサウンドをした目的のチビの発育ですが、推定体重3118g、かなり大きめに元気に育っていました。羊水量も完璧とのことで、よかったよかった。
子宮底長のせいでまさかの展開になってしまいましたが、きっとチビがうちらに知らせたかったのよね、と勝手に思い込んでます。これで名前も決定。名付けについてはまた別の記事で書けたら書きたいと思います(昨日から頻繁に腹が張るようになってきたので、産む前にあとどれくらいブログを更新できることやら。。。)。
以上、妊婦健診レポートでした〜。
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【後日談】
今では息子が可愛くて仕方がないジョータ。次も男の子でもいいなんて言っています。ま、我が子は性別なんて関係なく可愛いものよ。
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